太田の洋菓子 ル・クレール 敷地4倍 移転オープン

上毛新聞
2020年11月3日

洋菓子製造販売のル・クレール(伴場浩二社長)は、太田市宝町にあった本店を同市由良町に移転し、新規開店した。従来に比べ、約4倍の広さの敷地に複数の専門店を設け、遊具を並べた庭がある。お気に入りのケーキやパンを購入できる憩いのスペースとして地域住民でにぎわっている。

4300平方メートルの敷地に、延べ床面積500平方メートルの木造平屋建てを新築して移転した。敷地内には同400平方メートルのパン店「ル・パサージュ」が31日に、クレープを販売するキッチンカー「カフェ・ド・バルーン」が12月1日に開店する。

駐車数を40台に倍増し、芝生を敷き、遊具を並べるスペースも整えた。

1983年の創業時は伴場社長1人だったが、従業者は70人に増え、旧店舗の老朽化もあり移転を決めた。新店舗は動線を改善したほか、衛生管理をしやすくしたことで作業効率も向上したという。

移転を記念したマドレーヌ(1個160円)も発売。伴場社長は「創業50年を目指し、長く愛される店にしていきたい」と話している。