ハートのつり革 探そう 関東鉄道・竜ケ崎線 写真撮影で切符贈呈

茨城新聞
2015年11月18日

龍ケ崎市内を運行する竜ケ崎線開業115周年を記念して、関東鉄道は18日から、竜ケ崎線の車両にハート型つり革を設置する。全車両で一つしかないつり革を探して、つかんだ写真を撮り、竜ケ崎駅窓口で画像を提示すると、先着千人に記念切符が贈られる。115周年の語呂に合わせ、「『いいご縁』があるように」との願いを込めた。設置は来年3月末まで。

関東鉄道によると、竜ケ崎線は1900年に開業。運営会社の合併を経て65年からは同社が運営している。佐貫駅と竜ケ崎駅間の3駅を結ぶ全長4.5キロの路線となっている。
今回の記念事業は関東近郊の鉄道愛好家でつくる「関鉄レールファンCLUB」(十文字義之会長)が企画した。竜ケ崎線に親しみを持ってもらい、利用促進につなげる狙い。
ハート型つり革には、鉄道利用者に幸せを届けたいとの思いと、龍ケ崎の街ですてきな出会いがあるようにとの願いが込められている。
ハート型つり革は市のイメージキャラクターが車体に描かれた「まいりゅう号」の車内に一つだけ付けられる。発見したら、スマートフォンなどでつり革を持った姿を撮影し、画像を竜ケ崎駅窓口で駅員に見せると、記念切符が贈られる。つり革は一定期間がたつと、別車両に装着し直される。
同CLUBの十文字会長は「竜ケ崎線は県内で最も古いミニ路線として、多くの人たちに愛されてきた。利用者は減少傾向だが、この企画をきっかけに街と鉄道が元気になれば」と路線利用を呼び掛けている。

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