清水善造テニスコートにカフェ メニューで功績PR 高崎
高崎市箕郷町出身のテニス選手の名前を冠した「清水善造メモリアルテニスコート」(同市井出町)のクラブハウス2階に、「カフェぜんぶうまいぞう」がオープンした。1920年に日本人で初めてウィンブルドン選手権に出場した清水の功績をPRしようと、独自メニューを提供し、ゆかりの品を展示している。
オーナーの高木香保さん(45)は「善造さんは貧しい農家に生まれながら世界で活躍した努力家。もっと多くの人に知ってほしい」と熱を込める。
メニューは清水の功績にちなんで考案した。テニスボールに見立てた南部せんべいを添えた「善造BG(ベンガル)ビーフカレー」(500円)=写真手前=は、インド・ベンガル州選手権5連覇の偉業達成にちなんだもの。ほかに4種類の具を円形に巻いた「善造WD(ウィンブルドン)ロールサンドウィッチ」(同)、フェアトレードの豆を使ったコーヒー(手作りクッキー付き、300円)などがある。いずれも「清水の優しい人柄と、フェアプレー精神をイメージした」(高木さん)という。
店内には、親族らが市に寄贈した清水のプレー写真や現役時代に使っていたとされるラケットなどを展示。清水の等身大パネルもあり、並んで記念撮影ができる。高木さんの一押しは北側に設置したテラス席。コートを一望でき、プレーを眺めながらくつろげる設計だ。
午前10時~午後4時。不定休。テニスをしない人でも利用可能。問い合わせは同店(027-393-6441)へ。