こしあり、喉越し良し つけ汁肉うどん合い盛り つけ汁うどんあくつ(日光)

下野新聞
2020年9月27日

 こしがあって、喉越しも良い2種類のうどんを一度に堪能できる「つけ汁肉うどん合い盛り」。2009年12月の開店時からの人気メニューで、県内外から常連客などが足しげく通う。

 こしの強い小麦粉の白うどんと、そばのような色と細さが特徴のヘルシーな大麦うどんは、オーナーの阿久津竹男(あくつたけお)さん(69)が手間暇かけて作っている。

 仕込み作業は店で提供する前日の朝に始まる。大麦粉はつなぎと独自に配合し、その日の気温に合わせて塩水を加減しながら練り込む。こしを強くするため1日に何度もこね、足踏みや麺棒だけで延ばしていく。一晩冷蔵庫で寝かし、さらにこしとつやを出す。

 つけ汁にもこだわりが詰まる。厳選したしょうゆ、砂糖などで作ったかえしを、北海道産根昆布など約10種類の国産材料で仕上げただし汁で割る。ご飯との相性も抜群で、まいたけごはんと黒蜜ミルクプリンのセットで頼む人も多い。

 大手清涼飲料水メーカーを退職後、自宅の車庫を改装し、そば処日光で珍しいうどん専門店を始めた阿久津さん。二人三脚でやってきた妻美代子(みよこ)さん(70)手作りのステンドグラスの窓が店内を彩る。「お客さまがおいしいと言ってくれるので、体が動くうちは提供し続けたい」と夫婦で目を細めた。

 【メモ】「つけ汁肉うどん合い盛り」は700円。まいたけごはんと黒蜜ミルクプリンのセット付きは1000円▽日光市吉沢237の6▽営業時間 午前11時~午後2時▽定休日 月曜(祝日の場合は翌日)と第4日曜▽(問)0288・22・3144

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