安全品質、今年も豊作 小山ブランド米 「生井っ子」収穫 12、13日、道の駅で販売会

下野新聞
2020年9月2日

 【小山】渡良瀬遊水地に近い市南部の米どころ生井地区で栽培されているブランド米「生井っ子」の収穫が始まり31日、白鳥の田んぼで稲刈りが行われた。

 生井っ子は減農薬、減化学肥料で育てたコシヒカリ。環境負荷の少ない安全なコメ作りを目指して地元農家らが2004年、生産者の組織「生井っ子プロジェクト」を発足して栽培を始めた。現在は24戸が約50ヘクタールで作付けしている。

 今年は長梅雨とその後の猛暑の影響で生育が心配されたが、各農家が水の管理を徹底するなど気を配り、平年通りの品質を維持した。プロジェクトの池貝孝雄(いけがいたかお)会長(65)は「今年もおいしい新米が出来た」と満足そうに話した。

 収穫は9月上旬まで続き、12、13の両日に下国府塚(しもこうつか)の道の駅思川で新米販売会が開かれる。

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