栃木三鷹出来は上々 大田原特産トウガラシ
下野新聞
2017年10月28日
大田原市内の農家で、市特産のトウガラシ「栃木三鷹(さんたか)」の収穫作業が始まった。
トウガラシの生産日本一を目指す「大田原とうがらしの郷づくり推進協議会」によると、同市内の生産は東日本大震災による福島第1原発事故の影響で激減。徐々に需要が回復し、現在の生産農家は102軒まで増えた。
数年の間に300軒を目指し、「国産の需要はまだまだ高く、生産者が増えてくれることを期待」としている。
同市上石上の青木孝夫(あおきたかお)さん(71)方は42アールの畑で栽培。秋晴れとなった27日は、妻の聖子(せいこ)さん(69)と共に赤く色づいた三鷹の株を根元から丁寧に刈り取っていった。孝夫さんは「8月に天候不順だったが持ち直せた。出来は上々」と話していた。
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