海岸駐車場に大型スクリーン「ドライブインライブシアター」開催 阿字ケ浦 28日から30日 ひたちなか市民有志「絶景、魅力伝えたい」
ひたちなか市の阿字ケ浦海岸で28~30日、車内から映画やライブを鑑賞する「阿字ケ浦ドライブインライブシアター」が開かれる。新型コロナウイルスの影響で夏のイベントや祭りがなくなる中、同市民有志が立ち上がった。実行委員会共同代表で、関山楽器取締役の関山大介さん(37)は「コロナ禍で疲れている皆さんに楽しんでもらいたい」と来場を呼び掛ける。
関山さんのほか、同海岸ににぎわいを取り戻そうと活動する有志の団体「イバフォルニア・プロジェクト」の小池伸秋さん(41)ら5人を中心に企画。
感染防止を徹底した「新しい生活様式」を取り入れ、地元の観光業やまちの活性化に貢献しようと開催を決めた。小池さんは「絶景のロケーションが楽しめる阿字ケ浦の魅力を伝えたい」と意気込む。
同海岸駐車場に大型スクリーンとステージを設置。上映される映画と出演アーティストは日替わりで、車内から鑑賞する。このうち、28日はジャズトランペッターの黒田卓也さんやシンガーソングライターの「Kiki Vivi Lily」(キキヴィヴィリリー)さんらが出演。29日は2015年の米アカデミー賞短編アニメ賞にノミネートされた「ダム・キーパー」が楽しめ、上演中は全編ミニオーケストラが生演奏する。
関山さんは「『コロナ禍で大変なとき、あのイベントがよかった』といわれるような、一生の思い出になるものにしたい」と意気込む。その上で「今回が地元を盛り上げる新たな取り組みが生まれるきっかけになれば」と述べ、今後の活動も見据えている。
チケットは1日当たり車1台8千円から。クラウドファンディング(CF)で22日まで販売予定。収容台数は1日80台で、CFはhttps://camp-fire.jp/projects/view/266260
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