神栖で「漕出式」 安全と豊漁願う
茨城新聞
2017年1月6日
国内有数の漁獲量を誇る神栖市波崎の波崎漁港で5日、新春恒例の「漕出(こいで)式」が開かれた。今年1年の海の安全と豊漁を願い、色鮮やかな大漁旗を掲げた漁船が海へと繰り出した。
同日午前8時ごろ、同漁港に停泊していたはさき漁協所属の大型巻き網船などの漁船が次々と出港。漁師の守り神とされる千葉県銚子市の川口神社近辺を旋回しながら、豊漁と安全航行を祈願した。岸壁で見守る家族に手を振る漁師の姿も見られ、集まった地元住民や釣り人からは「迫力がすごい」との声が上がった。
帰港後は、漁業関係者が集まり、同漁協魚市場の発展を祈願する発会式も開かれ、多田好孝市場長は「新しい年の幕開けにふさわしいスタート。漁業、水産加工業共に団結し、市の基幹産業である水産業のさらなる発展のために努力していきたい」と抱負を述べた。
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