水上の大輪 観客魅了 那須りんどう湖 「密」対策し花火大会

下野新聞
2020年8月2日

 【那須】高久丙の那須りんどう湖レイクビューの花火大会が23日、始まった。

 大会は26回目だが、今年は新型コロナウイルス感染対策として密を避ける工夫を凝らして開催。3メートル四方の区画を設けて隣と約2メートルの間隔が空く仕組みとしたほか、入園ゲートにはサーマルカメラ、消毒液を設置した。

 全国で人気の「菊」や「ボタン」に加え、りんどう湖の水面からはじける水上花火など変わり種も披露し、約2千人の観客から拍手が上がった。打ち上げた金太郎煙火部(矢板市)の渡辺将一(わたなべしょういち)専務(44)は「地域を元気づけるお手伝いができれば」と語る。

 東京都目黒区から家族4人で訪れた小学2年浅野真智(あさのまなと)君(7)は「きれいだった。鳥の声みたいな『ひゅー』と上がる音が面白かった」と笑顔だった。

 花火大会は25日のほか、8月にも計9日間開かれる。

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