鮮やかピンク色、ミソハギ見頃 桜川の県道沿い 地域ボランティアが手入れ

茨城新聞
2020年7月22日

桜川市犬田の犬田区道路ボランティア協力会(榎戸己智隆代表)が、県道つくば益子線などに植えたミソハギが見頃を迎えている。1992年ごろから、同区長でもある榎戸代表(70)を中心に自発的に始まった協力会の活動は、2016年に県道の清掃美化活動に取り組む団体を県が支援する道路里親団体に認定。198人の会員が、清掃や除草、花壇の手入れを定期的に行っている。

協力会の活動区間は犬田地区内の県道つくば益子線2キロと、県道桜川土浦潮来自転車道線(つくば霞ケ浦りんりんロード)2.5キロの両区間。道路里親団体に認定されたことで、県は清掃用具の貸し出しや消耗品の支給を実施、市はごみ処理を担当する。

雨の日が続いたことから、例年以上に鮮やかなピンクの花を咲かせているミソハギは、協力会の構成メンバーである同地区の子供会や高齢者クラブが、4年前から手分けして植えた。約300本の苗を一つ一つ手作業で植え、県から支給された防草シートを張った。

榎戸代表は「花を植えたことで、ごみの量が減った。子どもから高齢者まで地域全体で行うことで人づくりにもつながる活動に育ちつつある」と協力会の活動を語った。

ミソハギはサイクリングで訪れた観光客の目を楽しませており、9月ごろまで見頃を楽しめるという。

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