日本庭園彩るハナショウブ 常陸太田「西山の里 桃源」

茨城新聞
2020年6月16日

常陸太田市新宿町の休憩施設「西山の里 桃源」のハナショウブが見頃を迎えている。紫や白、黄色の大輪の花が来週初めまで楽しめるという。入場無料。

桃源は徳川光圀の隠居所として知られる西山荘入り口に位置。約8000平方メートルの日本庭園に約15種3000株のハナショウブが咲き誇る。園内は池や橋を配し、幅広い木道を歩いて、ゆっくり観賞できる。

市観光物産協会では、マスクの着用や3密を避けた鑑賞を呼び掛け、「歴史に触れながら、ハナショウブを楽しんでもらえれば」と話している。

新型コロナウイルス感染防止で、食事処でも席数を半分以下にして対応している。常陸秋そばや元祖手打ちうどんなど四季の味覚を提供。茶室「晏如庵(あんじょあん)」は光圀が茶の湯を楽しんでいたという逸話にちなんで建てられ、癒やしの空間となっている。

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