鶏のうま味 引き立て 【よるのみや】焼き鳥一匠

下野新聞
2020年3月17日
焼き方にこだわった焼き鳥(手前)。たれ、塩、ハーブソルトの3種類から選べる

 夕暮れ時、日野町通りを歩いていると白色の提灯(ちょうちん)が目に付いた。その光に吸い込まれるように足が向き、のれんをくぐった。

 昨年11月にオープンした焼き鳥店。記者がメニューを前に悩んでいると、この道10年以上になる佐々木清太(ささきしょうた)オーナー(35)がお薦めを差し出してくれた。

 ぼんじり(税別200円)の味付けは何と、ハーブソルト。「さまざまな香辛料を合わせてみたところ、一番、鶏のうま味が生きたんです」と佐々木オーナー。塩気に加えて香ばしさが楽しめる。

 目玉は地鶏で、現在提供している徳島県の「阿波尾鶏」(同350円)は弾力があって柔らかい食感が魅力。せせりや手羽先、つくねなど6本も食したが、どれも肉はふわっとしているが皮部分はかりっとしていて、絶妙の焼き加減だ。

 一品料理も多彩で、人気のエビマヨ(同600円)はぷりっとしたエビを包む衣に、ほのかに甘い特製ソースが絡む絶品だ。メニューの幅広さに、何を頼むか悩むかもしれないが心配無用。控えめながらも気配り上手な佐々木オーナーが、カウンター越しに手助けしてくれるはずだ。

 【メモ】宇都宮市二荒町3の4 小塙ビル1階▽営業時間 午後5時(日曜は4時)~午前0時(金、土曜は同1時)▽定休日 水曜▽(問)028・666・0608

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