県大洗水族館 人気の深海生物続々 水槽拡充、14種追加

茨城新聞
2019年12月18日

大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館は、深海生物の展示を充実させている。深海生物は人気が高く、静岡県駿河湾と高知県室戸沖の深海で採れた生物を展示する水槽を設けた。同館初展示となる14種も加わり、来館者を楽しませている。

同館では12月上旬の改修で、生物の特異な生態を紹介するおもしろ生物コーナー(3階)の水槽を6槽から10槽に拡充。水槽のうち、駿河湾と室戸沖の深海生物を各2槽展示替えした。計27種114点を展示している。飼育例が少ない「ナダイチョウガニ」や、体に小さな斑点がある初展示の「ミゾレウツボ」、腕が枝分かれしたクモヒトデの仲間「オキノテヅルモヅル」などを展示している。それぞれの海や漁の方法などを紹介する解説板も設置した。

魚類展示課の担当者は「初展示となる不思議な形をした生き物もいるので、じっくり観察してほしい」と話している。

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