カレイの赤ちゃん、繁殖に成功 県大洗水族館
茨城新聞
2018年5月17日
大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で、カレイの赤ちゃんが展示されている。水底で横になって過ごす成魚と異なり、体を縦にして泳ぎ、両目も左右対称にある。目は成長につれて片側に寄っていくため、今の姿が見られるのは6月初めごろまでという。
同館魚類展示課によると、展示されているのは、煮付けなどにされ食卓でなじみ深い「ナメタガレイ」(ババガレイ)の赤ちゃん。成魚が4月に予備水槽で産んだ卵を偶然、スタッフが見つけた。同月12日までにすべてふ化し、同館として初めて繁殖に成功した。
ふ化後30日が経過した赤ちゃんたちが、小さな尾びれを左右に動かし、華麗に泳ぎ回る姿が見られる。飼育員の斎藤伸輔さん(45)は「この姿でいる時間は残り少ないので、ぜひ見に来てほしい」と呼び掛けている。
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