街を照らす復興の光 栃木 光と音のページェント

下野新聞
2019年12月4日

 【栃木】大平地域の冬の風物詩「光と音のページェント2019」が2日夜、大平町富田の東武日光線新大平下駅東口とプラッツおおひら周辺で始まった。寒空の下、温かな光が街を照らした。

 市民有志による実行委員会の主催で15回目。台風19号による被災で開催が危ぶまれたが、「こんな時だからこそ復興の光をともそう」と実現した。過去最多の15万個を使い、イルミネーションのトンネルを新設するなど彩りを増している。

 点灯式では、大平中吹奏楽部が人気アニメソングなどを演奏して会場を盛り上げた。午後6時、イルミネーションが点灯。イチョウの黄色も相まった鮮やかな光景が浮かび上がると、多くの親子連れや中高生が歓声を上げカメラを構えた。

 カップルで訪れた同町真弓、小売業大島光信(おおしまみつのぶ)さん(28)は「今年も点灯してくれて良かった。空気も澄んでいて、とてもきれい」とうっとりしていた。

 来年1月13日まで。点灯は午後5~11時。

 (問)市大平産業振興課0282・43・9213。

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