断崖 まとう錦の衣 【2019とちぎ紅葉めぐり】日光・瀬戸合峡

下野新聞
2019年10月28日

 日光市川俣の瀬戸合峡で紅葉が進み、モミジやブナなどの木々が岩肌を赤や黄色に彩っている。隣接する川俣ダムでは岩盤の補強工事が進行中で、紅葉とともに迫力ある景観を作り出している。

 瀬戸合峡は鬼怒川の上流にある渓谷で、高さ100メートルの断崖が約2キロ続いている。27日は時折日が差す中、ダム正面に架かるつり橋からの峡谷美を楽しむ人の姿が見られた。

 隣接する「見晴茶屋」によると、台風19号の影響で奥日光につながる県林道奥鬼怒線(山王林道)が現在通行止めで、例年より客足は少なめだが、紅葉自体に影響はなかったという。

 東京都世田谷区桜上水2丁目、主婦磯崎育子(いそざきいくこ)さん(53)は「岩肌と紅葉が調和して素晴らしい」と話していた。

 11月上旬まで楽しめる。

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