美技に沸く 代替わり祝い宇都宮で流鏑馬

下野新聞
2019年10月28日

 天皇陛下の代替わりを祝う「うつのみや流鏑馬(やぶさめ)」が27日、宇都宮市本丸町の宇都宮城址(じょうし)公園で行われ、土塁内に設営された155メートルの馬場で人馬一体の神事が披露された。

 宇都宮二荒山神社の恒例行事「菊水祭」の一環。例年は神社階段下の参道約30メートルで行われており、城址公園での開催は初めて。

 この日朝、神社大鳥居前から、鳳凰(ほうおう)を飾ったみこし「鳳輦(ほうれん)」渡御の一行が出発。午後の流鏑馬では、女性を含む6人の射手が登場し、二つの的に見事矢を命中させると、詰め掛けた観衆から歓声が湧き起こった。

 孫の小学1年環那(かんな)さん(6)らと観覧した市内の主婦金沢法子(かなざわのりこ)さん(61)は「あっという間に馬が駆け抜け、とても見応えがありました」と話していた。

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