店内ではスイーツ提供 ルーツ 土浦に焼き芋専門店

茨城新聞
2019年10月18日

焼き芋の移動販売やネット販売を行うROOTS(ルーツ)(土浦市荒川沖東、鴻巣泰央社長)は土浦市沖新田に初の実店舗になる「焼き芋専門店 芋やす」をオープンした。自家製の焼き芋と干し芋を販売するほか、店内に設けた飲食スペースでは焼き芋や干し芋を使ったスイーツを提供する。

焼き芋は「紅はるか」「紅あずま」など県産サツマイモを中心に6品種を扱い、「全国の品種や生産者のブランド芋を選べるお芋のセレクトショップにしたい」(鴻巣社長)という。

干し芋は2種類で、通常のふかしたサツマイモを使ったものと、昨秋から販売を始めた焼き芋から作った干し芋「ほし焼きいも」を販売。今後は「ほし焼きいも」を核にして丸干しなどの種類を増やしていく。

店内で食べられるスイーツは焼き芋のクレームブリュレやスイートポテトなどで、ほとんどのメニューが砂糖不使用で焼き芋や干し芋そのものの甘さを楽しめる。干し芋シェイクは、1本分の干した焼き芋と牛乳を使用。焼き芋から3日かけて抽出した芋蜜をかけて提供する。店内はゆったりとくつろげる雰囲気を出した。

サツマイモ生産も手掛け、福祉事業所にも生産や干し芋の製造を委託している。2005年からつくば市や土浦市を中心に移動販売に取り組み、東京で年1回開かれる焼き芋のフードフェスなどイベントにも出店してきた。鴻巣社長は「店舗にはオーブンなど機器も整備した。製造量も伸ばしていきたい」としている。

「焼き芋専門店 芋やす」の営業時間は正午から午後6時まで。月火曜日定休。

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