ストリートピアノを沼田市街の名物に にぎわい創出へ弾き初め
上毛新聞
2019年10月15日
誰でも気軽に弾くことができるストリートピアノが12日、沼田市材木町の中心市街地にあるホテルベラヴィータに設置され、お披露目式が行われた。関係者約20人が出席し、中心街のにぎわい創出を願って地元のピアニストらが弾き初めを行った=写真。
常設は県内初とみられる。市庁舎が入るテラス沼田にも今月から自由に弾くことができるピアノが設置されており、横山公一市長は「音の香りがする沼田に育っていけばいい」とあいさつした。
ストリートピアノは、ホテルを運営し、石材販売や婚礼事業を展開するサンポウ(同市薄根町)の平井良明会長が発案。この日は荒天のためホテル内に置かれたが、13日から西側入り口前のテラスに設置される。平井会長は「中高生や子どもに弾いてもらえたらうれしい」と話した。
ピアノには、市内でチョークアートの教室を開く見城雅子さん(32)が小松姫や林柳波、焼きまんじゅう、リンゴ、天狗(てんぐ)など沼田ゆかりの人物や特産品を描いた。見城さんは「ピアノを囲み、多くの人が歩く市街地になれば」と期待していた。