劇場の音響で名盤 みどり市

上毛新聞
2018年11月5日

本格的な音響システムでLPレコードやCDの名盤を鑑賞できるイベントが、みどり市東町座間の市童謡ふるさと館ファミリーホールで開かれている=写真。レコードは録音された当時の再生環境で聴くのが最も良いとされ、愛好家の間で話題を呼んでいる。11月18日まで。
音響システムは米国製の真空管アンプや大型スピーカーで構成され、1950年代に製造された機器を含む。劇場さながらの臨場感を再現できる。ホールの活用法を探っていた東町地域づくり協議会(古美門(こみかど)君夫会長)の呼び掛けに応じ、立体造形作家の藤原本二(もとじ)さん(60)=同市=が私物を提供した。
用意された千枚超のクラシックやジャズ、ロックなどの名盤を聴くことができ、好きなレコードの持ち込みも可能。藤原さんは「ホールは音響が良い。街の喧騒を離れた自然の中で、小さい音までよく聞こえる」と魅力を強調する。
利用無料。午前10時~午後4時。月曜休館。問い合わせは藤原さん(☎090・2536・2986)へ。

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