古式ゆかしく演舞 内外大神宮で太々神楽 筑西
茨城新聞
2018年11月5日
県指定無形民俗文化財の「内外大神宮太々神楽」が4日、筑西市小栗の内外大神宮境内の神楽殿で開かれ、豊作を祈願する「稲生(いなり)神楽」や、ユーモラスな演出で娯楽性の高い「素戔嗚尊(すさのおのみこと)の八岐大蛇(やまたのおろち)退治」など、7話の演舞が古式ゆかしく披露された。各神楽の幕間には餅まきが行われ、訪れた多くの地域住民や子どもたちが楽しんだ。
天下太平などを祈願する同神楽は1751(寛延4)年、小栗山城守平宣政が山城国愛宕郡三嶋宮神主の友田左京らから伝授されたものとされる。現在、氏子らによる保存会が舞を継承し、春と秋の例大祭に合わせ上演している。
同市新治の野沢内香(のぶか)さん(28)は長女の香楓(かえで)さん(3)と2人で初めて鑑賞した。内香さんは「餅まきを交え、子どもたちと交流しながら上演されるのがすごい。娘も興味津々。一緒に来て良かった」と感想を話した。
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