ヒガンバナ山肌彩る 茂木 昨年より半月遅れ開花

下野新聞
2019年9月27日

 茂木町の城山公園のヒガンバナが昨年より約半月遅れて咲き始め、多くの観光客やアマチュアカメラマンらが足を運んでいる。

 26日はまだ二分咲きほど。城跡の小高い丘の斜面に約50万本ともいわれるヒガンバナが咲きそろうと、山肌が赤く染まる。町商工観光課によると「近年になく開花が遅い。見頃は今週末ごろから」という。

 快晴のこの日は朝から県内外のアマチュアカメラマンらが繰り込み、秋風に揺れる深紅の花に盛んにレンズを向けていた。茨城県つくばみらい市絹の台3丁目、フォトクラブ代表横山伸一(よこやましんいち)さん(76)は「ここは斜面一面に咲くので壮観」と話した。

 塩原温泉に向かうという同県ひたちなか市武田、大谷昇(おおたにのぼる)さん(83)は「十分きれい。満開の時また来たい」と感激していた。