無漂白かんぴょう使用した菓子開発 「食感、風味楽しんで」

下野新聞
2019年8月26日

 【上三川】多功のかんぴょう問屋、野沢商店(野沢道夫(のざわみちお)社長)は、無漂白の町産かんぴょうを原材料に使用した土産用の菓子「栃木かんぴょうベイクドクランチ」を開発した。

 2ミリにカットした無漂白かんぴょうを生地に練り込み焼き上げ、食感にアクセントを加えた。製造は浅草屋フーズ(新潟県長岡市)に委託。業務用に比べ伸び悩む個人向け消費の拡大を狙う。

 野沢商店はこれまで、あんにかんぴょうを練り込んだまんじゅう「かんぴょうといちごのハーモニー」などを販売してきたが、いずれも漂白かんぴょうを使用していた。今回初めて、風味がより楽しめる無漂白かんぴょうを菓子の原材料に使用した。野沢社長(69)は「栃木らしい商品になった。食感や風味を楽しんでほしい」としている。

 18個入りで1千円(税別)。同社のほか、JR宇都宮駅の売店などで販売している。(問)同社0285・53・0020。