《キラメシ》トラットリア フィーロ(伊勢崎市上諏訪町) 伝統継ぐスープパスタ
上毛新聞
2019年6月28日
伊勢崎市で35年にわたり市民に愛されたイタリアンの老舗「カンターレ」の味を受け継ぐ。副料理長だった竹田祐一さん(33)が同店の閉店を知り、「この味を残したい」と2012年9月にオープンした。
スープパスタに使うアサリのだし汁の取り方やトマトソースの作り方といった、料理の軸となる部分を踏襲。さらにアサリの量を増やすなど材料にこだわり、うま味を凝縮させた。
カンターレ時代から通う常連客も多く、定番だった魚介系のスープパスタが人気だ。注文数の多さでは「ペスカトーレスープ」(960円)がトップで、辛口の「魚介のベスビオスープ」(960円)が続く。
おいしい料理を気軽に楽しんでほしいとの思いから、店名に「トラットリア(食堂)」と名付けた。
竹田さんは「進化も大事だが、進化しすぎても駄目。市民だけでなく、市外や県外の人にもこの味をずっと食べてほしい」と話している。
【メモ】
▽11時~21時半
▽火曜休み
▽☎0270-50-0874