ヒゲツノザメ 5年半ぶり登場 県大洗水族館

茨城新聞
2019年4月18日

大洗町磯浜町のアクアワールド県大洗水族館で、深海に住むサメ「ヒゲツノザメ」が展示されている。鼻先に伸びた2本の長いヒゲが特徴。捕獲されるのは珍しく、展示は全国でも数館で、同館でも約5年半ぶり。

同館によると、ヒゲツノザメは北西太平洋の水深100~800メートルほどの深海に生息。他のツノザメ類に比べ背びれの角が比較的大きく、全長は最大で1・3メートルに成長する。ひげは餌を探すセンサーの役割をしていると考えられているという。展示しているサメは、先月22日に駿河湾の水深約350メートルから、底引き網で捕まえた。雌で全長約100センチ。搬入後、餌付けに成功して展示した。

担当者は「間近に見る機会が少ないサメ。チャームポイントのひげやかわいらしい顔も見てほしい」と話した。

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