日立風流物 包むサクラ

茨城新聞
2019年4月7日

サクラがほぼ満開になる中、日立市の「日立さくらまつり」(同実行委員会主催)が6日、まつり本番を迎えた。JR日立駅と国道6号を結ぶ平和通りで、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産「日立風流物」が公開されるなど、さまざまなイベントが繰り広げられ、約24万人(主催者発表)の人出でにぎわった。

平和通りには127本のサクラの木が並ぶ。好天に恵まれたこの日、歩行者天国になった会場には昼前から大勢の見物客が訪れた。

日立風流物は今年、郷土芸能保存会北町支部が担当し、高さ約15メートルの山車にある5層の屋形を舞台に、「風流太閤記」「風流花咲爺」の演目で人形芝居が3回にわたり披露した。人形の早返りや山車の回転に、大きな歓声が上がった。

まつりは7日も続き、日立さくらロードレースなどが行われる。

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