大谷の魅力 発信強化 ■宇都宮市 ポータルサイト ■文化推進協 ホームページ きょう同時公開
宇都宮市と、日本遺産「大谷石文化」の魅力発信に取り組む「宇都宮市大谷石文化推進協議会」はそれぞれ、同市大谷地域の観光や産業などの情報をまとめて発信するポータルサイトと、大谷石文化を紹介するホームページ(HP)を27日に公開する。大谷地域と大谷石文化の魅力や情報を集約し、国内外への発信力を強化する考えだ。
ポータルサイトは大谷地域の紹介を一元的に担う。トップページには「大谷エリアマップ」があり、「観る」「食べる」「遊ぶ」の種別ごとに、大谷資料館や大谷景観公園などのスポットを表示する。
「ストーリーズ」「イベント」「アクセス」などのカテゴリー別ページも設置する。ストーリーズは、大谷夏いちごなどの産業や地元に伝わる話などの記事を掲載。「イベント」ページは、ガイドツアーへの申し込み機能も搭載している。
大谷石文化のHPは38の構成文化財の撮り下ろし写真や、市民から集まった昭和30年代ごろまでの大谷石文化にまつわる風景などの写真を掲載する。採掘の様子や、かつて金箔(きんぱく)が張られていた大谷観音の色彩を再現したCGなど、新たに制作した動画8本も公開する。
大谷石に関する研究を領域横断的に結び付ける「大谷石文化学」のページも設ける。歴史や地質など、各分野の専門家による連載を5月ごろから開始する予定。すべてのページが英語に対応している。
ポータルサイトと大谷石文化のHPは、ともにクリエイティブユニットのKIGI(キギ)がデザインし、統一感を持たせた。
ポータルサイトはhttps://oya-official.jp
大谷石文化のHPはhttps://oya-official.jp/bunka/