川風そよぎ 待ち切れず 栃木・うずまの鯉のぼり
下野新聞
2019年3月22日
「蔵の街とちぎ」の春の風物詩「うずまの鯉(こい)のぼり」が栃木市中心部の巴波(うずま)川で行われ、色とりどりのこいのぼりが市民や観光客らの目を楽しませている。5月7日まで。
巴波川沿いで遊覧船を運航しているNPO法人蔵の街遊覧船などが実施。「いいこい」にちなみ、長さ約1メートルのこいのぼり1151匹を倭町の幸来橋付近の約1500メートル区間に掲揚している。今年で15回を数える。
春分の日の21日は、家族連れや観光客のグループなどが蔵の連なる川沿いを散策したり遊覧船に乗ったりしながら、数々のこいのぼりが宙を泳ぐ姿と川面に映る姿を楽しんでいた。
宇都宮地方気象台によると、この日は県内11観測地点で今年の最高気温を更新。小山で23・2度、佐野は22・5度、真岡で22・0度を観測。いずれも平年より10度ほど高かった。
長女と孫と3人で散歩で訪れた栃木市吹上町、会社員奈良部忠浩(ならぶただひろ)さん(49)は「普段、車からは見ているが、歩いて見るとすごくきれいだ」と話した。