《上州行ってみた イルミネーション》街を彩るまばゆい光
各地でイルミネーション点灯のニュースが聞こえてくると、もう年の瀬。街路樹や建物、地形を生かした光の芸術は年々洗練され、今年も趣向を凝らした飾り付けが登場している。冷たく澄んだ空気の中、きらめく光を見つめ、ロマンチックな時間を過ごしてみてはいかが。
◎高崎光のページェント2018(JR高崎駅周辺など)
高崎市中心街を彩るイルミネーション「高崎光のページェント」が始まり、訪れた人たちが美しい光の演出を楽しんでいる。夜の中心街は年明けまで、光が織りなす立体の模様に包まれる。
イルミネーションが輝くのはJR高崎駅西口のシンフォニーロード、慈光通り、大手前通りや周辺の広場などで総延長は約2キロに及ぶ。駅から西に延びるロードはワイングラスをかたどった光が輝き、高崎城址(じょうし)公園を囲むお堀は、揺らめく光のボールや、音と光のショーといった趣向を凝らした仕掛けも。群馬音楽センター東側芝生広場のシンボルタワーは12メートルと、前年より4メートルほど高くなった。
丸ごと電飾された大きな木もあり、「インスタ映え」を狙えるスポットが盛りだくさんだ。17~22時(金、土、日曜は24時まで)。来年1月6日まで。
◎渋川まちなかイルミネーション(JR渋川駅前広場など)
駅前広場と駅前通りを華やかに彩る。今年は渋川工業高が新たに製作したミラーボールを設置、きらびやかな空間を演出する。12月1日の点灯式前に「渋川駅前立ち呑み広場」を開設。市内の飲食店が温かいつまみや酒を販売する。同15日には渋川青翠高が企画したイベントを開く。点灯は17~22時ごろ。12月1日~来年1月31日(写真は昨年の様子)。
◎たかやまイルミネーション(高山村・道の駅中山盆地近く)
「夜空の星とイルミネーションのコラボレーション」をテーマに今年始まった。道の駅「中山盆地」に隣接する「ふれあいパーク」に電球55万球が飾られ、青や白の輝きを放つ。期間中の土日はカフェの営業があり、温かいコーヒーやスープを楽しめる。17~21時。来年1月31日まで。
◎カネコ種苗ぐんま フラワーパーク(前橋市柏倉町)
100万球のLEDが園内を染める今年のイルミネーションフェスタは「妖精たちの楽園」がテーマ。パークタワー壁面のプロジェクションマッピングの中、妖精が現れ、光るシャボン玉が飛ぶシーンは幻想的だ。池ではレーザーショーも行われる。日没~21時(最終入園20時半)。600円(中学生以下無料)。来年1月14日まで。
◎榛名湖イルミネーションフェスタ2018(高崎市榛名湖町)
湖畔にある県立榛名公園ビジターセンター周辺で、55万球のLED電球を使ってライトアップ。多彩なオブジェが湖面を飾る。音楽に合わせて明滅する「音と光のファンタジー」も見どころ。17~22時。12月7~26日。期間中はロープウエーを21時まで運行。打ち上げ花火は7、10、13、17、20、26日に行う(写真は昨年の様子)。
◎まちなかイルミネーション(伊勢崎駅周辺)
伊勢崎駅南口・北口駅前広場と今年新たに加わった大手町パティオを会場に、計6万4000球の電飾が彩る。高さ5~10メートルのタワーや市の公式キャラクター「くわまる」のモチーフライト、旧時報鐘楼を模した電飾などのほか、親子で制作したイルミネーション作品20基を初めて展示している。16時半~21時。来年1月14日まで。
◎ららん藤岡(藤岡市中)
広場の中心にそびえる光のタワーから18万個のLEDが放射状に広がる。今年新設した高さ3メートルの雪だるまのオブジェの周囲には家族連れが集まる。3年前に県立女子大にデザインを依頼。観覧車に贈り物の赤いリボンを付けるなど、学生のアイデアが盛り込まれている。17~22時。来年1月31日まで。
◎桐生駅前イルミネーション(JR桐生駅北口広場)
「みらいかがやく・みんなのきりゅう」をテーマに、市内の小中学生や企業が、桐生が岡動物園や歴史ある街並み、渡良瀬川など観光名所を描いたパネル44枚のほか、植栽、ベンチ、アーケードが10万球のLEDの光に包まれる。親子連れや駅を利用する高校生が、記念撮影を楽しんでいる。17~23時。来年2月14日まで。
◎おおたイルミネーション(太田市八王子山公園)
東側の丘陵全面にLEDが装飾され、散歩しながら7色の光を楽しめる。中央広場には古城やツリーなどのオブジェが飾られる。電球は全体で150万球。誕生日や記念日を迎える人の思い出づくりに、1日1組限定の「点灯式」も実施している。駐車料は普通車500円。ペットも入園可能。17時半~22時。来年1月14日まで。
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