巨大ペヤング 伊香保に出現! 石段街で“湯切り”のモニュメント パッケージのゴンドラも

上毛新聞
2018年11月30日

 

巨大な「ペヤング」が石段街に出現! 群馬県渋川市の伊香保温泉にカップ麺「ペヤングソースやきそば」をモチーフにしたモニュメントやゴンドラが登場し、話題になっている。温泉地を盛り上げようと、温泉総選挙事務局(東京都渋谷区)とペヤングを製造販売する「まるか食品」(伊勢崎市)、渋川伊香保温泉観光協会が連携したイベントの一環。会員制交流サイト(SNS)での拡散を狙い、若い世代の呼び込みにつなげる。

◎3日から「祭り」 恋愛ご利益の神社と商品名「ペア」「ヤング」など共通点
伊香保温泉には恋愛などの御利益があるとされる伊香保神社がある。一方、ペヤングは若いカップルに仲良く分け合って食べてほしいと「ペア」と「ヤング」を掛け合わせて命名された。商品を食べるのに湯も欠かせないなど、温泉地と商品に共通点が多いことから企画。「伊香保温泉ペヤング祭り」と題し、12月3日から来年3月末までイベントを実施する。

祭り開始を前に、石段街には高さ1.9メートル、幅1.4メートル、奥行き0.6メートルの巨大ペヤングが設置された。モニュメントの下を湯が流れ、湯切りしているように見せるこだわりよう。観光客は驚きながら、スマートフォンなどで次々に撮影していた。伊香保ロープウェイのゴンドラ2台も、商品パッケージそっくりの柄になって運行している。

3日からのイベントでは、共同浴場の伊香保露天風呂を時間制で混浴にする。通常は男女別だが、男湯を午前10時~午後1時半は水着を着用してもらい、カップルや家族で楽しめるようにする。浴場を、3日発売の新商品の世界観に装飾してPRする。

ペヤングデザインの水着やタオルのほか、絵馬やおみくじなどの限定商品を一部ホテルで販売。石段街広場に絵馬を掛けられるブースを用意し、写真映えするスポットを充実させる。

同協会の大森隆博会長は「頭文字(イニシャル)DやCMなどの効果で、若い人にも伊香保が親しまれるようになってきた。昔ながらの情緒と、写真映えする温泉地づくりに力を入れている。かつてない試みだが、にぎわいの創出につながってほしい」と期待している。

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