SL大樹 2年目の汽笛 東武鬼怒川温泉駅で式典

下野新聞
2018年8月15日

 東武鬼怒川線のSL「大樹(たいじゅ)」の運行1周年を記念し東武鉄道は10日、日光市鬼怒川温泉大原の鬼怒川温泉駅で出発式を行った。くす玉割りで祝った後、記念のヘッドマークを付けた下今市駅行き上りの大樹が汽笛を鳴らし出発。ホームや沿線に詰めかけた地域住民らが満席の大樹を見送った。

 出発式では同市藤原中の吹奏楽部員10人がファンファーレを鳴り響かせ、大樹の発車に花を添えた。大嶋一生(おおしまかずお)日光市長は「大樹効果で日光市全体の観光も盛り上がっている。今後も一緒に頑張っていきたい」と感謝した。

 出発式の前には鬼怒川温泉駅前広場で感謝祭も開催され、東武鉄道の都筑豊(つづきゆたか)鉄道事業本部長があいさつ。大樹の運行を応援している沿線住民など10組に感謝状が贈られた。市出身の女性2人でつくる音楽ユニット「モアモカ」も大樹のイメージソングを披露し、広場を沸かせた。 

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