「グランピング」4棟完成 茂木・昭和ふるさと村 1日開業、水上ハウスも 旧木幡小活用の改修完了

下野新聞
2018年7月30日

 【茂木】旧木幡小の木造校舎や体育館などで宿泊や体験活動を楽しめる木幡の「昭和ふるさと村」に「グランピング&水上ハウス」エリアが完成、8月1日に開業する。再利用されずにいたプールを取り込んだ形の施設で、旧木幡小の施設全体のリノベーションが完了した。

 木幡小で使われていた25メートル5コースのプールの周囲に、4人泊まれる固定テント4棟と、プールに浮かぶイメージの水上ハウス1棟を手作りで設置した。5棟に計20人以上が宿泊できる。

 テントは北欧製で、直径4メートル、広さは約25平方メートル。上部には雨よけの屋根を設け、プールにせり出す形のデッキを各棟に設けた。セミダブルサイズのベッド各2台が置かれ、利用形態に応じマットも敷くことができる。テントタイプの宿泊施設では珍しいエアコンも全棟に設置した。

 水上ハウスは船室をイメージした木造の客室に4人分の2段ベッドを設け、広いデッキを備えている。

 食事や入浴は、同施設内の宿泊施設「こころ宿NAGOMI」のサービスを利用できる。キャンプ用具一式の貸し出しもある。

 宿泊料金は大人1室2人以上で1泊2食付き平日8360円、小学生7280円。施設の多くを自作した支配人の中村利美(なかむらとしみ)さん(69)は「家族で楽しんでもらえるよう、価格は低く設定した」と話している。

 宿泊予約は今月末から受け付ける。(問)昭和ふるさと村0285・64・3116。

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