コラボ列車 出発進行  映画「キスできる餃子」足立さん一日駅長

下野新聞
2018年5月14日

 「本物の出会い 栃木デスティネーションキャンペーン」(DC)の一環として、映画「キスできる餃子(ぎょーざ)」とコラボした特別列車が13日、JR宇都宮線の上野-宇都宮間を運行した。主演の足立梨花(あだちりか)さんが車掌役で乗り込み、宇都宮駅到着後は一日駅長に就任。親戚関係であることが分かった同駅のゆるキャラ「みやゴロくん」と下野新聞社のキャラクター「どっとこちゃん」も応援に駆け付け、盛り上げに一役買った。

 列車は、6両編成の「キスできる餃子 宇都宮号」で、上野駅を午前10時20分に出発。足立さんが放送や車内改札を務め、餃子弁当の提供、カクテルシェイクの実演なども行われた。

 ジャズの生演奏が響くホームに制服姿で降り立った足立さんは、出迎えたみやゴロくんと、どっとこちゃんを見つけると、歩み寄って「かわいい」と満面の笑み。一日駅長任命式では、小宮正夫(こみやまさお)駅長から委嘱状を受け取り、「映画は栃木県、宇都宮を盛り上げたいという気持ちで作った」などとあいさつした。

 足立さんの両隣に立ったみやゴロくんと、どっとこちゃんも映画のヒットを願い、集まった駅利用客などに手を振るなどしてアピールした。

 4月の初対面から再会を果たしたキャラクターの2人は、そっくりなことから血縁関係を調べていたが、同日までに、遠い親戚に当たることが判明。今後も協力し、本県の魅力を発信していく。

 専用列車を利用した東京都目黒区、会社員山中勝美(やまなかかつみ)さん(53)は「大谷資料館へ行った後、夜はカクテルを楽しみたい」と笑顔でホームを後にした。

 映画「キスできる餃子」は、県内で6月15日に先行公開され、全国では同22日に公開される予定。

映画『キスできる餃子』公式サイト
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