飲食店人気投票「水戸ュラン」 大賞に丸米伊勢屋

茨城新聞
2018年2月27日

水戸市中心市街地の飲食店を対象に、本年度初めて行われた人気投票「水(ミ)戸(ト)ュラン」(水戸商工会議所主催)で、同市泉町の餅菓子店「丸米伊勢屋」が大賞に選ばれた。同市桜川の県産業会館で2月26日、表彰式が行われ、同店の飯島薫子さんは「立ち寄りたくなる店を目指し、今後も精進したい」と述べた。

水戸ュランは、消費者サービスの向上や中心市街地の活性化を目的に、グルメグランプリとして初開催。JR水戸駅周辺から大工町周辺までのエリアで営業する全国チェーン店を除いた飲食店約600店を対象に、昨年10月16日~12月17日の2カ月間、一般からの投票を呼び掛けた。

投票は1人につき3店舗まで可能で、総投票数は3435票あった。このうち、丸米伊勢屋は最多の135票を獲得。同店は1934年創業で、炭火による焼き団子などが人気の老舗だ。飯島さんは「コメのうま味を生かした、昔から変わらない製法で作り続けている。他にはない唯一無二の商品」と、自慢の団子を紹介した。

準大賞には、それぞれ108票を獲得した和菓子店「鉢の木」(同市南町)とパン店「木村パン店」(同)が選ばれた。審査委員の幡谷俊一郎さんは「いずれの店舗も居酒屋やレストランではなく、持ち帰り商品が中心。想定外の面白い結果となった」と講評した。

受賞した3店舗については今後、水戸商工会議所のホームページで紹介するほか、受賞記念のクーポンも配布していく。

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