真壁のひなまつり 福来みかんの香り魅力

茨城新聞
2018年2月23日

桜川市真壁地区で開催中の真壁のひなまつりで、地元特産の福来(ふくれ)みかん入り七味唐辛子を使ったおかきが登場した。製造するのは、地元の製菓会社、藤祥製菓(同市真壁町田)。同地区酒寄で栽培される福来みかん入りの七味唐辛子を生かした。福来みかんの優しい香りとピリ辛の風味、生地のサクサク感が魅力だ。

商品開発は、同地区のまちづくりにも関わる伊勢屋旅館の若おかみ、田中良枝さん(49)が同社に声を掛けたことがきっかけ。同旅館では15年前から、同社のせんべいに折り紙のひな人形を添えた限定商品をひなまつり期間中に販売しており、「特産の福来みかんをPRするお土産もあるといいと思った」と田中さん。

当初は思うように味が乗らず苦労したといい、試作を繰り返し商品化。同社で販売や開発を担当する桜井容子さん(51)は「田中さんとは昔からの知り合いで、まちづくりに関わる姿に憧れもあった。少しでも力添えできたらうれしい」と話す。田中さんは「真壁ならではの良い商品ができた。ひなまつりをきっかけに、ここにしかない味を楽しんでもらえたら」と話している。おかきはひなまつり期間限定で販売。80グラム、200円。

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