サメ飛び出すラッピング 大洗水族館と鹿島臨海鉄道 29日から運行

茨城新聞
2017年12月28日

サメの飼育・種類数で日本一を誇るアクアワールド県大洗水族館(大洗町磯浜町)が、さらなる集客に向け、鹿島臨海鉄道大洗鹿島線の車両をくるむラッピングを制作した。目の錯覚を利用し、大きなサメが飛び出したり、めり込んだりしているように見える迫力あるデザインが特徴。運行を前に26日、大洗駅でお披露目された。

サメは同館の売りの一つで、現在は約50種250匹を展示。同館によるラッピングは3代目で、現行の2代目は年度内で終了する。従来はマスコットキャラクターなどをかわいらしく描いていたが、目玉であるサメを発信するために趣向を変えたという。ペンギンやチンアナゴといった人気の生き物もあしらった。

石橋丈夫館長は「元旦から営業しているので、この列車で日本一のサメを見に来てもらえれば」と期待を寄せた。本格運行は29日から。大洗鹿島線は来年1月7日まで、町を舞台にした人気アニメ「ガールズ&パンツァー」(ガルパン)の新ラッピング車両と連結させた特別編成で運行する。

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