久保王将に豊島八段挑戦 大田原で来年2月、王将戦第3局

下野新聞
2017年12月6日

 【大田原】将棋の八大タイトルの一つ、第67期王将戦七番勝負(毎日新聞社など主催)の第3局が2018年2月3、4の両日、黒羽向町のホテル花月で開催される。久保利明(くぼとしあき)王将(42)に豊島将之(とよしままさゆき)八段(27)が挑戦する。前夜祭や大盤解説など恒例の関連イベントも行われ、王将戦を盛り上げる。

 市は04年度から「将棋のまちづくり」事業を実施している。市内での王将戦開催はその一環で、今期で13期連続となる。将棋を通して小中学生に夢や希望を与えようと、児童生徒を招いた対局見学なども毎回企画している。

 久保王将は今年3月、前王将の郷田真隆(ごうだまさたか)九段(46)を破り、通算3期目の王将位を獲得した。

 対する豊島八段は、挑戦者決定リーグ戦を5勝1敗で制し挑戦権をつかんだ。第60期の王将戦で、歴代最年少の20歳で当時の久保王将に挑んだが敗退。今回は7年ぶりの再戦となる。

 第3局は2月3日午前9時から対局開始。市内で唯一将棋部がある大田原中の生徒による見学会も行われる。

 4日は午前9時に対局が再開される。同10時からは同ホテルで大盤解説会が行われ、モニターテレビによる観戦や、プロ棋士による解説を楽しめる。一般昼食付き3千円、高校生以下無料(昼食は別料金)。

 また2日は午後6時から前夜祭が行われ、対局者との懇親や抽選による記念品の贈呈などが行われる。一般4千円、高校生以下1千円、未就学児無料。いずれも1月15日までに電話で申し込む。王将戦は来年1月7、8日に静岡県掛川市で第1局を実施。第2局は佐賀県上峰町で行われる。

 (問)王将戦開催実行委員会事務局0287・98・3768。

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