下妻のナシ味わって 幸水が初出荷

茨城新聞
2017年8月3日

下妻市大木のJA常総ひかり下妻梨第一共同選果場で、みずみずしく甘いナシ「幸水」の出荷が始まった。同選果場では昨年、糖度や腐れなどの内部品質を即座に判別する光センサーを導入。ここにきて天候不順もあり初日の2日は、やや少なめの約4千キログラムが選果された。同選果場のナシは首都圏や水戸市近郊などに向けて送り出される。

幸水は8月の旧盆の需要期に向けて最盛期を迎える。20日までに約7万5千箱(1箱10キロ)の幸水が同選果場から出荷される。その後「豊水」「あきづき」「新高」と品種を変え、10月中旬まで続く。今年は、昨年並みの15万箱を出荷する予定だ。

市果樹組合連合会の大塚武雄会長は「花付けが2日ほど遅れたがその後順調に回復し、例年以上に甘いナシができた。人の目と光センサーで確認したおいしく安全な下妻のナシを味わってほしい」などと話した。 

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