栃木県内の文化施設カフェでランチ特別営業 地元出身フレンチシェフが集客を後押し

行楽シーズンの栃木県茂木町の集客を後押ししようと、町出身で、もてぎふるさと応援大使のフレンチシェフ河又実さん(47)が8月1~3日、ふみの森もてぎのカフェスペースでランチの特別営業をする。2016年の大使委嘱以来、初めての“凱旋”となり、「来館者に町内産の食材を使った料理を楽しんでほしい」と話している。
河又さんは中川中から茂木高へ進み、その後は都内の調理専門学校を経て、県内外の有名料理店に勤務した。2010年に独立し、宇都宮市鶴田町に「ル・マグノリア」をオープン。故郷の食材を多く使った料理を提供している。
店内には常時、料理で使用する町産食材を紹介するプレートも掲示している。現在も仕入れや加工品の納品で町と行き来し、「野菜は味や色味の質が高い。新しい野菜を見ると使いたくなる」という。
特別営業は3日までふみの森もてぎで行われている写真展「岩合光昭の日本ねこ歩き」がきっかけだった。連日、多くの来場者が来ているが、町内で昼食を取れる店は少ないため「食事を提供できれば」と申し出て、町も快諾した。
今回、提供する料理は店でも人気の「アスパラガスと小柱のレモンクリームソースパスタ」(1300円)、「グリルズッキーニとマリネチキンのトマトソースパスタ」(1200円)やデザートなど。町産のアスパラガスやハタケシメジ、ブルーベリーなどを使用している。
午前11時~午後2時(ラストオーダー)。テイクアウトもあり、昭和レトロを意識した「クリームソーダ」や焼き菓子などを午後1~4時に販売する。
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