つるし飾り、中米手芸鮮やか 常陸太田で作品展 茨城

茨城新聞
2025年3月2日

茨城県常陸太田市中城町の市民交流センター・パルティホールで、地元の手芸サークル「布遊(ふゆう)」(松本敏江代表)と、中米パナマの手芸「モラ」の二つの作品展が開かれている。カラフルな人形やつるし飾りに、鮮やかな配色とユーモラスなデザインのモラ作品が春の訪れを感じさせている。3月26日まで。

中米パナマの手芸「モラ」の作品展=常陸太田市中城町

布遊の作品はメンバーが1年をかけて制作した人形やつるし飾りを展示。今年は帯を扇形にして立体的に見せる作品を中心に、花や動物、魚などの作品と巳(み)年にちなんだ小さなヘビをあちらこちらに配置した。松本代表は「見せ方に工夫した。布の使い方や色使いを楽しんで」と話す。

モラの基本的な制作方法は布2枚を重ね、上布に図案を描き、上布だけを切り抜き、縁を織り込んで縫っていく。同県那珂市の「モラ教室」の15人が、直線や曲線で表現した作品やヘビがとぐろを巻いた作品計約50点を展示。指導者の津田有香子さんは「線でいろんな模様ができるところを見てほしい」とアピールする。