美味しい「天然氷かき氷」はここから生まれる 栃木県日光市の凍った池から切り出し

下野新聞
2025年1月18日

厳しい寒さが続く中、栃木県日光市御幸町の製氷業「氷屋徳次郎」の製氷池で16日朝、今シーズンの天然氷の切り出し作業が始まった。

全国から集まった協力者ら約40人が、午前6時ごろから作業に当たった。厚さ約14cmに凍った池の氷を、エンジンカッターなどで1枚約40kgに切り分けながら、レールに滑らせて氷室へ運んでいった。

今季の作業はもう1回予定し、計4000枚を切り出す。ゴールデンウイークごろから全国に出荷する。

生産者で5代目の山本仁一郎さん(49)は「今年は氷ができるまで時間がかかったが、良い物ができた。去年同様、うちの氷を食べてほしい」と話した。

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