力作の油絵や版画 愛好家・上久保さん作品展 茨城・常陸太田
茨城新聞
2024年11月27日
茨城県常陸太田市上宮河内町の上久保秀世さん(74)の作品展が、同市下宮河内町の金砂公民館で開かれている。地方公務員を定年退職後に本格的に始めた油絵や彫塑と、50年以上前から続けている版画の3種類の作品を展示している。
同公民館の企画展「日本一小さい絵画展」の一環で、砂に埋もれた漁船を描いた油絵「海に出たい」や、在職中に「仕事から帰ってきて1日1人彫って完成させた」という版画「大祭礼行列模刻版」など計7点を紹介。
油絵について上久保さんは「何度でも納得いくまで描き直せるのが魅力」とし、一方で長年続けている版画は「手直しができないために集中して制作するのがいい」と説明。本展については「自分だけの作品展は初めてで、どういう気持ちで描いたんだろうと想像しながら見てもらえれば。今後は故郷の風景を題材に描いてみたい」と話した。
来年1月31日までの祝日を除く月・水・金曜日(午前9時~午後4時)で、期間中に作品を入れ替えて展示していく。問い合わせは同公民館(電)0294(76)9005。