油彩画45点、洋画家・菊池さん個展 14日まで 茨城・日立

茨城新聞
2024年1月12日

日展などで活躍する茨城県日立市在住の洋画家、菊池元男さん(74)の新春絵画展が14日まで、同市弁天町の市角記念市民ギャラリーで開かれている。地元での個展の開催は10年ぶりで、花や風景など自然の美しさを描いた油彩45点が並ぶ。

菊池さんは日展特別会員で東光会常務理事も務める。主にペインティングナイフを使い大胆なタッチで描き、絵の具を盛り上げるようにして質感を出している。同展では長野県や新潟県の山など実際に足を運んで見てきた風景や、バラやウインターコスモスといった花を描いた作品を展示。130号の大作「華」はドライフラワーをモチーフに、乾いても生き生きとした花の様子を表現した。

菊池さんは「新年にふさわしい明るい作品を選んだ。自分が自然から受け取った雄大さや美しさを作品の中から感じ取ってほしい」と話した。