納豆製造過程を紹介 常陸大宮の工場、見学コース整備

茨城新聞
2017年6月1日

納豆の歴史や魅力を伝えようと舟納豆のブランドで知られる丸真食品(三次美知子社長)は、常陸大宮市山方の工場に納豆の製造過程を分かりやすく紹介する見学コースを開設。3日から見学できる。5月29日には地元の同市立山方南小学校(川又寛実校長)の4~6年生を招待して見学会を実施した。

「納豆ファクトリー」と名付けた見学コースは、昨年6月に完成した新工場内に整備。納豆の製造過程などを映像やパネルを使って紹介する。約30メートルの見学コースからはガラス越しに工場内を見学でき、蒸し上がった納豆を手作業でパック詰めする作業なども公開する。商品の原料となるさまざまな大豆を直接手にできるコーナーや、納豆を使ったアレンジ料理のレシピも紹介する。

見学会で子どもたちは、納豆菌を勢いよく噴霧する工程に興味津々。「一粒一粒の大豆が納豆になる過程が見られて勉強になった」「大きな釜から煮豆が出てくるのがすごい」「納豆料理も作ってみたい」と口々に話していた。

同社の小堀進専務は「工場見学を通して、日本の伝統食・納豆の魅力を次世代へ伝えていきたい」とコース整備の狙いを話した。見学は予約制で時間は、月、水、土曜の午前10時と同11時。希望者は丸真食品(電)0295(57)3337へ申し込むか、同社ホームページからも予約できる。 

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