群馬・伊勢崎市のゴボウ「甘久郎」 ブランド化10年目、フェア開き市外にも販路拡大へ
上毛新聞
2024年11月16日
市内の農家でつくる群馬県伊勢崎市「農&食戦略会議」などは15日から、ブランドゴボウ「甘久郎」のフェアを始める。期間限定でスーパーや直売所20店で販売するほか、市内外の約50の飲食店でごぼう天や創作料理を提供する。これまで地元での認知度向上に徹してきたが、ブランド化から10年目の節目に、本格的に市外にも対象店を広げ販路拡大にかじを切る。
氾濫を繰り返してきた利根川の流域に位置する同市境地区は栄養分の多い「沖積土」が広がり、昔から柔らかく、味の良いゴボウが取れるとされる。収穫後に 一定期間冷蔵庫で寝かせることで、豊かな甘みになるという。特産物として売り出そうと、同市境平塚の農家、田部井靖さん(60)らがブランドを立ち上げた。
フェアは12月8日まで。問い合わせは同会議事務局の伊勢崎市農政課(☎0270-27-6272)へ。