栃木県益子町で「ましこの炎まつり」9年ぶり復活 参加募集中、陶芸からできる観光ツアーも
一般の陶芸作品を濱田庄司ゆかりの登り窯で焼き上げる「ましこの炎まつり」が2025年1月、9年ぶりに復活する。素焼き作品の持ち込みのほか、作品づくりから始められる観光型の体験ツアーなども用意し、参加を募っている。
「ましこの炎まつり」は益子焼の産地として知られる益子町で、陶芸愛好家向けのイベントとして1994年から2016年まで開催されていた。
全国から例年1000点超の作品が寄せられていたが、事業の担い手不足などにより、休止に。今回は益子焼開窯170周年、濱田庄司生誕130年記念事業として9年ぶりに復活した。
まつりの開催期間は2025年1月11日から26日まで。11日~12日に陶芸の丘・益子 旧濱田庄司邸登り窯で行われる「窯入れ」では、益子の伝統色7色から選んだ釉薬を掛け、窯に入れる様子を見学する。
18日には炎が上がる窯の様子を見学する「窯焚き」の一般開放、26日には「窯出し式」が行われ、焼き上げられた作品を受け取ることができる。
まつりへの参加方法は、①素焼き作品の持ち込み②既製品の購入③陶芸体験ツアー・教室-の三つ。
①素焼き作品の持ち込みは、作品サイズによって料金が1作品3,000円~18,000円(税別)の間で異なる。
②既製品の購入は、素焼きのマグカップ・湯呑みを各3,500円(税抜)で購入し、絵付けをしたものを焼き上げる。
③陶芸体験ツアー・教室は、窯入れに持ち込む作品づくりからサポート。益子町周辺の陶芸教室のほか、益子町や茨城県笠間市で陶芸、グルメ、観光を満喫するツアーを案内している。
参加受付は12月27日まで。イベントプラットフォームの「Peatix」またはFAXで申し込む。
詳細は特設WEBサイト(https://mashiko-honoumatsuri.com/)で確認できる。
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