紅葉終盤の奥日光 日光二荒山神社中宮祠で秋の終わりを告げる「落ち葉たき」

下野新聞
2024年11月9日

二十四節気の一つ「立冬」の7日、奥日光の日光二荒山神社中宮祠で秋の終わりを告げる恒例の「落ち葉たき」が行われた。神職らが境内に散った落ち葉を集め、火を付けると境内に白煙が立ち上った。

奥日光は例年、おおむね立冬とともに紅葉シーズンが終わりを迎える。日光二荒山神社中宮祠は冬の到来を告げる風物詩として、落ち葉たきを毎年実施している。

快晴のこの日、午前9時過ぎから神職や八乙女(みこ)が作業に当たった。境内各所の落ち葉を1カ所に集め火を付けると、炎とともに白煙が立ちこめた。

日光二荒山神社中宮祠の須藤茂成権禰宜(35)は「落ち葉たきを終えると、冬支度や新しい年に向けての準備に本腰が入る」と話した。

日光自然博物館によると、奥日光の紅葉は終盤を迎えているものの、今週末ごろまでは楽しめるという。

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