J2ザスパ今季初勝利 

上毛新聞
2017年5月11日

【熊本=椛沢基史】サッカーの明治安田J2第12節で、ザスパクサツ群馬は7日、熊本市のえがお健康スタジアムで熊本と対戦し、2―1で今季初勝利を飾った。途中出場の大卒ルーキー、FW高井和馬が試合終了間際に勝ち越しゴールを決めた。通算成績は1勝1分け10敗(勝ち点4)で、順位は最下位のまま。
アウェーのザスパは前半33分、MF松下裕樹のコーナーキックをDF崔俊基(チェジュンギ)が頭で押し込み先制。後半23分に同じ形で相手の外国人FWに同点ゴールを許したが、攻撃の選手3人を投入して盛り返し、後半アディショナルタイムに高井が決勝点を奪った。
開幕から12戦目の初勝利で、森下仁志監督は「まずは後押ししてくれたサポーターの方たちに感謝を伝えたい」と声を上げた。その上で、「一つ壁は越えたが、スタートしたばかり。今まで以上にぶれずにやっていきたい」と力を込めた。
新たに森下監督を迎えたチームは今季、クラブ史上最悪の開幕6連敗。前節のホーム戦(3日)で11戦連続で勝ち星なしの10敗目を喫した。サポーターから批判が寄せられる中、都丸晃社長らフロントは体制維持を明言していた。
次節は13日午後2時から、ホームで11位の愛媛と対戦する。

 

【写真】試合終了間際に勝ち越しゴールが決まり、喜ぶザスパの選手ら=熊本市・えがお健康スタジアム