若武者姿 鎌倉へ矢 生品神社 太田

上毛新聞
2017年5月10日

新田義貞の鎌倉攻めに由来する「鏑矢(かぶらや)祭」が8日、挙兵の地といわれる太田市の生品神社で開かれた。保護者や地域住民らが見守る中、太田生品小6年の男子児童38人が鎌倉の方角に向かって元気よく矢を放った=写真。
太鼓の音が力強く鳴り響く中、児童は新田氏の家紋入りの鉢巻きを巻き、若武者を装ったはかま姿で登場した。小川知浩君(11)は「うまく矢を放てた。伝統行事に参加できてとてもうれしい」と満足そうだった。
義貞が1333年5月8日、同神社境内で挙兵した際、鎌倉攻めの吉凶を矢を放ち占ったという故事にちなみ毎年実施している。

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