<栃木・県北グルメ>新鮮野菜の和カフェ&居酒屋わをん(大田原)旬の野菜を生かしたハーフバイキングランチ

下野新聞
2024年8月18日

「近くの直売所で黄色いニンジンを見つけたの」。そう言って店長八木澤智子さん(65)が出してくれたのはニンジンの天ぷら。「独特の匂いが弱めでしょう」。素朴な味わい、食感を感じさせてくれた。

旬の野菜を買い付け素材を生かし腕を振るう。ランチは「ハーフバイキング」。2種から選ぶ肉や魚のメイン料理に8種以上の野菜料理バイキングが付く。

取材の日のメインの一つはカレイのムニエル。野菜料理は「トマトとほうれん草のホイル焼き」「豆苗とニンジンのサラダ」「豚肉のパプリカ炒め」など。十六穀米、かやくご飯、豚汁などもバイキングだ。

「そんなに野菜料理にバリエーションを付けられるの?」と頭をよぎる。八木澤さんは「例えば、ラペのためニンジンを用意して、たまたま枝豆が手に入ったら、ナムルにする。そんな発想です」と言う。

食を進めると、メイン料理もいいが「野菜料理の方がメインでは」とさえ感じてしまう。「ヘルシー」と、つい食べ過ぎた。

「実家に帰ってほっとするような心地よさを提供したい」と、6月にオープン。夕方から「居酒屋メニュー」をそろえ営業する。

▼メモ ハーフバイキングランチは1300円▽栃木県大田原市黒羽向町1143の1▽営業時間 午前11時半~午後2時、同5~10時▽定休日 月曜、第2、4火曜▽(問)0287・53・7066。

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